最小かつ
最高効率の
PCキーボード用
かな配列
新月配列は、主要なかな文字を30 キーに収め、 ホームポジションを基点に指の移動を最小限で日本語を入力できるかな配列です。
なぜ新月配列なのか
従来のローマ字入力・JIS かな入力の課題を根本から解決する、 シンプルな設計思想。
30キー完結
主要なかなを 30 キー(英字 3 行)に収め、数字行に手を伸ばさず入力できます。ホームポジション周辺にキーを集約した設計が、指の移動距離を最小限に抑えます。
頻度ベースの打鍵数
高頻度のかなは 1 打鍵。中頻度は ☆・★ キーに続けて文字を打つ前置シフト(2 打鍵)で入力します。よく使う文字ほど少ない打鍵で打てる設計です。
3層構造設計
高頻度(そのまま打鍵)/ 中頻度(☆・★ 前置シフト)/ 低頻度(濁音・半濁音・小文字)の 3 層で文字をカバー。Karabiner-Elements(macOS)または hazkey(Win/Linux)で導入できます。
3層構造でかなを完全収録
レイヤーを切り替えて、各キーに割り当てられたかな文字を確認できます。 ホームポジション(青色)を基点に、指の移動距離を最小限に抑えて入力できます。
青色はホームポジション(人差し指〜小指)を基点とするキー
打って試す
下のキーボードをクリックして、実際にキーを打つと新月配列のかなが表示されます。 d=★前置シフト、k=☆前置シフト、 l=濁点゛(連打で半濁点゜)。 ローマ字入力ではなく、配列そのものの挙動を再現しています。
導入方法
macOS・Windows・Linux に対応。詳細な手順は GitHub の README をご参照ください。
Karabiner-Elements をインストール
brew install --cask karabiner-elements Homebrew がない場合は brew.sh からインストールしてください。
設定ファイルを取得
GitHub リポジトリから shingetsu-karabiner-qwerty.json をダウンロードします。
Karabiner-Elements にインポート
Karabiner-Elements の Settings → Complex Modifications から shingetsu-karabiner-qwerty.json をインポートし、新月配列のルールを有効にします。
よくある質問
新月配列について多く寄せられる質問をまとめました。
新月配列とは何ですか?
月配列2-263 をベースにした前置シフト方式のかな配列です。JIS かなを英字 3 行(30 キー)に収め、ホームポジションを基点に少ない指の移動で日本語を入力できることを目指して設計されています。
ローマ字入力と何が違いますか?
ローマ字入力では「か」を入力するのに k と a の 2 打鍵が必要です。新月配列は前置シフト方式で、高頻度のかなを 1 打鍵に割り当て、中頻度のかなは ☆ または ★ キーに続けて文字キーを打つ 2 打鍵で入力します。頻度に応じて打鍵数を割り当て、頻出文字をホームポジション周辺に集約することで、文章全体の打鍵数と指の移動量を抑えます。
「前置シフト」とは何ですか?
シフトキーを押しながら打つのではなく、先に ☆ または ★ キーを打ってから文字キーを打つ、月配列譲りの入力方式です。たとえば中頻度の文字は「☆ → 文字」の順に 2 打鍵、濁音・半濁音・小文字は「☆ →(濁音・半濁音・小文字)キー → 文字」の順に 3 打鍵で入力します。
濁音・半濁音はどうやって入力しますか?
スマホのフリック入力の発想を取り入れ、濁音(゛)・半濁音(゜)・小文字を 1 つのキーに統合しています。☆ キー →(濁音・半濁音・小文字)キー → 文字 の順に打鍵して入力する、低頻度向けの 3 打鍵レイヤーです。
対応している OS は?
macOS は Karabiner-Elements に shingetsu-karabiner-qwerty.json をインポート、Windows・Linux は hazkey に shingetsu-ansi-qwerty.tsv(または Colemak 版)をインポートして導入します。設定ファイルは GitHub リポジトリで公開されています。
習得は難しいですか?
新しい配列のため学習コストはあります。ただし、よく使う文字ほど少ない打鍵数(高頻度=1 打鍵)に割り当てられた一貫性のある設計のため、ホームポジションと前置シフトの規則を覚えれば段階的に習得できます。
利用に費用はかかりますか?
新月配列の配列定義・設定ファイルは GitHub 上で MIT ライセンスのもと公開されており、無料で利用できます。
他のかな配列(月配列・新下駄・薙刀式・月見草)と比べて速いですか?
「速い」とは言えません。日本語入力 56 方式を同一の時間モデル・同一コーパスで評価したところ、上位のかな系(新下駄・親指シフト NICOLA・月見草・薙刀式・新月配列・月配列2-263 など)はすべて同格で、95% 信頼区間と重み感度の両方を見ると順位を確定できませんでした。ハード制約を外して JIS 余剰キー・親指キー・ortho キーボードを許しても、新月配列を統計的・モデル的に有意に超える配列は見つかりませんでした。新月配列の特徴は「1 位であること」ではなく、標準 ANSI キーボードの 30 キー・順次打鍵だけでその同格グループに入っていることです。
ローマ字入力と新月配列では、どのくらい差がありますか?
統一ベンチマークの推定時間では、ローマ字入力(QWERTY)が 3.195、JIS かな入力が 3.006 に対し、新月配列は 1.887 でした(時間/かな、小さいほど速い)。かな系配列とローマ字系配列の間には 15% 以上の差があり、これはローマ字側の配列を Colemak・Dvorak・大西などに変えても埋まりません。ローマ字系で最速の大西配列でも 2.156 です。ただしこれは打鍵時間モデルによる推定であり、実際にタイピングした計測ではありません。
Colemak を使っています。新月配列と併用できますか?
できます。新月配列は QWERTY 版と Colemak 版の両方の定義ファイルを配布しており、Colemak 刻印どおりの配置で使えます。英語配列 17 種の評価では、Ctrl+Z / X / C / V の 4 キーを QWERTY と同じ位置に保つ配列のうち Colemak が最速(17 配列中 6 位)でした。一方で英語向け配列をそのままローマ字入力に使うと遅くなり、英語 1 位の Canary はローマ字では QWERTY より遅い最下位になります。英語は Colemak、日本語は新月配列と分けるのが、データ上は合理的です。
新月配列の配置は、まだ改良の余地がありますか?
配置の並び替えでは、ほとんど残っていません。順次打鍵・ANSI 30 キーには 1.27 打/かな という理論下限(1 打で打てる枠が 29 個、それが公開コーパスの 72.7% を占める)があり、新月配列は 1.34 打/かな でその 5% 以内にいます。新月の構造を 30 キー内で無制限に組み替える最適化を回しても、検証コーパスでの改善は 2.6〜3.5% で、しかも 43〜48 か所の入れ替えが必要でした。短縮符号を足しても現行の規則内なら 2% 未満です。
ANSI(英語配列)キーボードでも使えますか?
使えます。新月配列は標準 ANSI キーボードの英字 3 行(30 キー、現行版は「」用に [ ] を加えた 32 キー)だけで完結します。上位のかな配列の多くは、月配列2-263 や月見草・ぶな・新下駄のように JIS キーボード固有の余剰キーや親指キーを必要とし、ANSI キーボードではそのまま打てません。ノート PC の内蔵キーボードや ANSI キーボードで完結させたい場合、新月配列は数少ない選択肢です。
速さに関する回答は、日本語入力 56 方式を同一の時間モデル・同一コーパスで評価した 統一ベンチマーク(2026-09-13 実施)に基づいています。方法・全結果・限界は次の記事で公開しています。
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